tigervncserver(standalone)に接続し、ログアウトするとtigervncserverサービスが終了する

〇 確認環境

A95XF3-AIR
Armbian 24.11.0-trunk.346 bookworm
Base: Debian GNU/Linux 12 (bookworm)

〇 状況

tigervnc-standalone-server (1.12.0+dfsg-8) をインストールし設定を行っていたが、
systemdにて起動する為の「tigervncserver@.service」がパッケージに同梱されていた。
しかしながら、1度接続しログアウトを行うと、tigervncserverサービスも終了し、
再接続する場合は、再度起動しなければならない。

〇 対応方法

・systemdの.serviceファイルをコピーしてカスタマイズする
・tigervncserver@.service を直接変更する
・systemctrl edit コマンドを使う
等々、手法はあるが。

無難にsystemctrl editを使う。パッケージアップデートでtigervncserver@.serviceが
上書きされても困るし。。。

# systemctl edit tigervncserver@.service

[Service]
Restart=on-success

上記2行を追記し保存。

〇 弊害

tigervncserverが起動している状態では、XWindowでのローカルログインは出来ない現象が発生している。
おそらく仮想Xセッションが保持されている為と思われる。
ローカルディスプレイを使用する場合は、tigervncserverサービスは停止させる必要がある。
(参考)  https://github.com/TigerVNC/tigervnc/issues/684#issuecomment-494385395