家庭内LAN環境において、DLNAサーバーを起動させて、VLCで視聴するケースの場合、
家庭内LANネットワークが一般の方に比べて複雑の方は、VLCで視聴出来ないケースがあります。
【遭遇する可能性がある方】
・クライアント端末(VLCがインストール)されている端末で、ネットワークI/Fが複数存在し、
2つ以上のセグメントで利用している場合で、かつ、DLNAサーバーがあるセグメントは、
デフォルトGWが設定されていない側のセグメントに接続している。
・(著者の場合)OpenVPN + DLNAサーバー + VLC
出先(出張先等)から撮り貯めた動画ファイルを視聴したくて、調査/検証している際に遭遇。
クライアント端末(VLC)は、物理NIC + TAPネットワークデバイス(OpenVPN)
【解決方法】
DLNAサーバー ~ VLC 間は、UPnP(マルチキャストアドレス)を使用してます。
VLCのデフォルト設定では、デフォルトGWが設定されているセグメント側のI/FでUPnPを通信する模様。
以下のように設定変更する事で、DLNAサーバーと通信が可能となった。
- ツール > 設定 > 左下の[設定の表示]で「すべて」を選択。
- [ストリーム出力]の[出力手段]を選択。
- 右側の[マルチキャスト出力インターフェース]にインターフェース名を入力する
- [保存]をクリックして、一度VLCを終了させる。
- VLCを起動して、[プレイリスト]の[ユニバーサルプラグ&プレイ]をクリックする
※ Windowsの場合、インターフェース名が「ローカルエリア接続」とか「イーサネット1」とか日本語だったり、
OpenVPNのTAPネットワークデバイスも、インターフェース名に「OpenVPN TAP-Windows6」とかスペースが使われている。
VLCが正しく認識するか心配だったので、インターフェース名を「Ethernet1」とか「TAP0」とかのアルファベットに変更した