家の時計の時刻合わせをどうにかしたい (第3話:簡易テスト編)
ハードウエア部分が完成しましたので、簡易テストをやってみます。
この回路では、ピン番号12(GPIO18)に電流を流すと、トランジスタ(3本足の1本)に電流が流れ、 LEDが点灯します。 ピン番号12(GPIO18)に電流を流す事を止めると、LEDが消灯します。
トランジスタの仕組みについては、ここでは触れませんが、強引に例えるなら、 音声プレイヤーのボリュームと考えてください。 ボリュームには、切があり、ボリュームつまみを右(時計周り)に回していくと音が大きくなりますよね。 このテストでは、ボリューム「切」の状態から、ボリュームを一気に右に回して、音を大きくして、 また、「切」にボリュームを回すようなものです。
これから実行するテストでは、HP「ツール・ラボ」さんの記事にそのまま利用させて頂きました。 HP「ツール・ラボ」さんの記事に詳しく書かれていますので、そちらを参照してください。
※参考記事 HP「ツール・ラボ」 Raspberry PiのGPIO制御方法を確認する(GPIO制御編その1) http://tool-lab.com/2013/12/raspi-gpio-controlling-command-1/
【作業内容】
1.アンテナ基板を正しい位置に接続します。 今回、10X2列の20ピンソケットを使っているのですが、実際にはそのうちの3つのピンしか利用しておりません。その為、10X2列の20ピンソケットを使ったのですがRaspberry Piの初期型は26ピンヘッダですので、13X2列ソケットを買うと挿し間違いがないのでしょうが、「できるだけ安く」がポリシーだったので、10X2列の20ピンソケットを使いました。
Raspberry Piの A+やB+ などの後期モデル、Raspberry Pi2 は40ピンヘッダに変わっています。 しかし、ピン番号1~26番目までは、前期モデルとほぼ同じ仕様だったと思うので、 今回制作した基板は、Raspberry Piのどのモデルにも利用する事が可能です。
2.挿し終わったら、Raspberry Piの電源を入れます。 私はXウインドウは使用しませんので、SSHによるリモートログインで操作します。 起動が完了したと思われるタイミングでSSHログインを行います。 まだ、この時には、今回作成した基板上のLEDは消灯状態のままです。
3.HP「ツール・ラボ」さんの記事通りにコマンドを発行していきます。 今回作成した基板もGPIO18を使っているので、コピペでOKです。
pi@jjy-srv:~ $ ls /sys/class/gpio/ export gpiochip0 unexport
pi@jjy-srv:~ $ sudo echo 18 > /sys/class/gpio/export
pi@jjy-srv:~ $ ls /sys/class/gpio/
export gpio18 gpiochip0 unexport
pi@jjy-srv:~ $ ls /sys/class/gpio/gpio18/
active_low device direction edge subsystem uevent value
pi@jjy-srv:~ $ sudo echo out > /sys/class/gpio/gpio18/direction
pi@jjy-srv:~ $ sudo echo 1 > /sys/class/gpio/gpio18/value
ちゃんと、LEDが点灯しました。
pi@jjy-srv:~ $ sudo echo 0 > /sys/class/gpio/gpio18/value ちゃんと、LEDが消灯しました。
pi@jjy-srv:~ $ sudo echo 18 > /sys/class/gpio/unexport
pi@jjy-srv:~ $ ls /sys/class/gpio/ export gpiochip0 unexport
IMG_0192.mov 動画はこちら
これで簡易テストは終了です。 次は、ソフトウエアの方に取り掛かりたいと思います。
つづく