家の時計の時刻合わせをどうにかしたい (第4話:OS導入編)

今回はRaspberryPiへのOS導入についてです。

OS導入方法は、他の方がたくさんWEBで記事を書いているので簡潔に書きますが、 時刻合わせに関連する内容について書こうと思います。

【時刻合わせ電波送信ポリシー】

・時刻合わせの電波を24H常時出す事はしない。 現在所持している、シチズン、カシオの説明書に自動時刻合わせ時刻が書いている。 メーカ不明にもう1台電波時計があるが、おそらくシチズンやカシオと同じ時刻であろう。 よって、2時,3時,6時,10時,14時,18時,22時 から15分間のみ電波発射を行う。
・余り考えたくないが、下手すると隣のお宅まで電波が届く可能性もある。 今回制作したアンテナや基板にて、どこまで電波が届いているか不明である為、 誤った時刻の電波信号を出さないようにする

【OS関連】

・RaspberryPi Bタイプを使用 ・OSは、Raspbian Jessie Lite Release date: 2015-11-21 Kernel version: 4.1
・現在プロト版状態なのでDHCPでIP取得しているが、正式版時には固定IPにする予定
・今回は公開サーバではないので、セキュリティ面は緩くても良いのだが、他のLinuxOSとの 混乱を防ぐ意味合いで、一般ユーザ piは削除し、他ユーザ名に変更予定
※ インターネットに公開しているサーバで、ブルートフォース攻撃を受けたりするが、 RaspberryPi発売後に、「pi」ユーザでの不正ログインの試みが多くなっている
・SDカードは8GBを使っているが、raspi-configからの自動拡張ではなく手動で行い、プロト版では 6GBを確保したが、本番利用時は更に領域縮小するかもしれない。
※ バックアップの時間短縮/容量縮小が狙い。

【作業内容】
1.WindowsPCにて、Raspbianをダウンロード及びSDカードへイメージ書込み
2.RaspberryPiにてRaspbianを起動。SSHログイン後にraspi-configにて以下項目の変更   
・Change User Password   
・Boot Options   
 → Text console, requiring user to login   
・Internationalisation Options   
 → Change Locale   
 → Change Timezone   
・Advanced Options   
 → Hostname   
以上設定後にリブート
3.手動でパテーションを6GBに拡張
4.Update作業   
$ sudo apt-get update   
$ sudo apt-get upgrade   
念のためリブート
5.wiringPiのインストール   
$ sudo apt-get install git-core   
$ git clone git://git.drogon.net/wiringPi   
$ cd wiringPi   
$ ./build
6.Nagiosプラグインのみを導入します。 既にデフォルト状態でNTPにてRaspberryPi自身の時刻合わせが行われている為、 NTPにて自身の時刻合わせ状態をチェック。 チェックOKであれば、時刻合わせ電波信号を送信させます。
$ sudo apt-get install monitoring-plugins-basic
使用予定の検査コマンドは、/usr/lib/nagios/plugins/check_ntp_peer です。
これ以外は不要なのですが・・・

とりあえず、これくらいでOS導入部分に関しては終了です。 次は、本題の時刻合わせソフトウエアの方に取り掛かりたいと思います。
つづく

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