消費電力測定への道 (導入編 Part3)

このシリーズも佳境

体調を崩してしまい、更新できずじまいでいました。
決して、もったいぶって投稿しないとか、ネタがなくなっているのでは?という事はありません。

さて今回は、マイコンボード(Arduino)側です。
流石に基盤むき出しだと埃の心配がありました。3枚の基盤を組み合わせた状態だと、Arduinoの純正ケースには収まらないと思っていたので探していました。
ネットで探すと、なかなかピッタリのサイズが無くて、視点を変えて、料理用のタッパーでも良いや・・・と思って、いざダイソーに行くも、なかなか良いサイズが見つからず、他の100均に行って、ベストサイズのタッパーを見つけました。
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で、配線部分をカッターで切りぬきます。Pカッターとかあれば良かったのですが、自宅には無いので普通のカッターで根気よく切断。ちょっと、ミスったが、まあご愛敬。
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あと秋葉で買っておいた、スペーサを基盤に付けていきます。
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ここで、またもやちょっと想定外な事がおきました。
常時電源を使わないといけないので、12VのACアダプタを使ったのですが、
「めちゃくちゃ熱い・・・・」
12Vから5Vまでレギュレータで電源を落としているので、その分、熱に変換されてしまったわけです。
なら、5Vに近い状態ならと思ったのですが、Arduinoの仕様上、ACアダプタを使う場合は7V以上らしい。
Arduinoは、USBから給電とACアダプタから給電の2種類可能だが、7V前後で、USB給電と使うか、ACアダプタを使うか切り変わるらしい。だから、下手にACアダプタ6Vだと不安定になる可能性がある。
(6VのACアダプタを使った場合、USB給電と基盤の回路が判断すると、ACアダプタから給電できない)
いつもお世話になっている秋月やら千石などネット通販では6Vの次は9Vとなっている。

自分のこの基盤構成なら、USB給電も十分動作していたので、USBのACアダプタを探してみる事に・・・
USBのACアダプタって、用途的には携帯端末の充電用なんだよね・・・
これじゃ何がマズイかっていうと、携帯端末の充電用だと、USB側の充電状態を見て供給量を変えてしまうのです。
分かりやすく言うと、携帯端末が充電完了したら、供給をSTOPしてしまうのです。
おそらく充電用途のUSB ACアダプタでは、Arduinoの電源供給が不安定になるのでは?と予測して、用途が携帯端末の充電用ではないのを探したのですが、なかなか見つからない・・・
もう半ば諦めて勝負に出て、ポチっとやってしまいました。

結果は・・・・
やはり思っていた事が的中してしまいました。
Arduino本体に電源は供給されているように見える(電源ランプは点灯する)が、PCからpingの疎通ができない。つまり、イーサネット基盤側で供給不足になっているようです。
うーーむ・・・・
と、いろいろ触っているうちに、pingの疎通が出来ている。あれ~。でも不安定ならうまくいくタイミングもあるので、たまたまだよな。。。。とやっているうちにある法則が分かったのです。
そう、差す順番でした。

[NGパターン]
USB ACアダプタをUSB接続せずに、OAタップに差し込み、その後、USBを接続するとpingの疎通が出来ない。

[OKパターン]
USB接続したまま、OAタップにUSB ACアダプタを差す。

OKパターンで5回ほど試したのですが、すべて成功。
おそらく突入電流ってやつか・・ Arduino基盤側には、あまり良くはないが、Arduinoへは、24H365日電源を入れておく(切ったり入れたりしない)ので、まあ問題ないだろう・・・・
今夏の東電の電源供給次第か・・・・。定期的に停電が行われるので、それまでにネットで充電用ではないUSB ACアダプタを探そう・・・・

とりあえず、うまくいったところで、タッパーに納めます。

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で最終テストを行い、電流値が取得できる事を確認して、蓋をしめます。

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見た目も満足いくものができました。


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明けましておめでとうございます