消費電力測定への道 (組立て編 Part1)
さて今回は、長文だ・・・
秋葉から帰ってきて、早速組立てに入りました。
組立てって?思う方もいらっしゃる方もいるでしょう。
wattmeter2は所謂、部品セットなのです。
だから、基盤の上に部品を半田付けしていかなくては、いけない。
私的には、半田付けは嫌いではない。一応、半田ごても持ってる。
Pentiem3や4ぐらいの頃だろうか・・・。オーバークロックって流行りましたよね。今でもやっている人は居るんだろうけど、当時は盛り上がっていました。
その頃は、今と比べてマザーボードが海外産がほとんで、コンデンサもあまり質が良い物と使っていませんでした。今では日本製のコンデンサー使用なんて、マザーもあるぐらいだし・・・・
でも当時は、数年動かすとコンデンサの頭が膨れてきたり、液漏れしてたりしていたのです。
そんなこんなで、コンデンサ交換とかをやっていました。
今ではあまり聞かなくなった(というか、情報が入ってこないだけかも)けど、買ったばかりのマザーのコンデンサをわざわざ日本製コンデンサに交換するツワモノも居ましたね・・・
私は、さすがにそこまではしなかったですが・・・
(でもって、マザーボード用に買った日本製コンデンサーが家に余っています。今となっては、ほぼ交換する事も無くなったので・・)
そんなこんなで、前回も書いたのですが、マニュアルも読まない性格・・・・。
基盤に丁寧に、ここにこの部品を着けろと印刷しているので、さくさくと半田付けしていったわけですよ。なにも考えずに・・・
で、ほぼつけ終わったぐらいで、「そういえば、平均値用と実行値用でなんか、半田付け部分が変わるって書いてたな・・・・」なんて思って、おもむろにマニュアルを見て、
・平均値用 ・・・ プログラムは簡単だが、取得した値で誤差がでる場合がある
・実効値用 ・・・ プログラムが多少難しいが、平均値用みたいに誤差は出にくい
みたいな事が書いてあった(と思う。未だによく見ていない)
で、平均値用と実効値の違いがジャンパ部分を変更すれば良いだけか・・・
(これが大きな勘違い)
と思って、すべての部品を取り付け、実効値用の所にジャンパした。
失敗した時の写真を撮り忘れているので、お見せできないのが残念です。
(知っている方は、ここで馬鹿じゃん?と思われている事でしょう。その通りです)
この後、試しに1回路だけ接続してみるが、値がおかしい。(回路が間違っているので当たり前)
本来であれば、3Aとか4Aとか出ないといけないのに、0.4Aとか0Aのままとか、測れていない。
テスターを持ってきて、半田の接触不良がないかチェックしてみても、おかしな箇所はなし。で、またまたマニュアルを見る。
(でも、この接続で問題ないと思い込んでるので、間違いに気づかない)
で、google先生に、wattmeter2を使って計測しているHPを紹介して頂いた。
あれ〜? この人も実効値で測っているのに、明らかに取付けている部品が少ない。もしかしたら、取付けちゃいけない???
そこで、初めてまじめにマニュアルの文章を念入りに読む。なんか外せと書いているが、平均値用と実効値用をジャンパで切り替えると書いてあるし・・・
切り替え出来るんじゃないの?
と思っていたのもつかの間、次のページに回路図が書いてあったので、学生の頃を思い出して、
「えっと、電流ってどう流れるんだっけ??」と思いながら、回路図を見ていくと、
「あれ、これマズくねぇ?、実効値用もブリッジダイオード通るじゃん・・・」
(すいません。電子回路が分からない方は、チンプン・カンプンですよね。
でも、「こいつ、やらかしたんだ!」と読み取っていただければ結果OK)
もうお分かりの通り、実効値で使うなら部品を外さないといけないのです。
せっせと、部品を外しましたよ・・・・・・・・・・。
----走馬灯のように思い出す----------
そういえば、この部品、わざわざ同等品を調べてまで、追加でポチッとした奴だな・・・
あ、この部品はわざわざ、近くの電子パーツ屋まで足を運んだ奴だ
はぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・。不幸だ・・・・。
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で、さらには、ここで第2の予測と考えが甘い事象が発生する。
「そういえば、直接基盤に配線を半田付けしたら、取り外しとか大変じゃない?」と思ってしまった。
よし、配線が脱着しやすいようにしようと考えたわけです。
(これが後々、やって良かった事になるのだが・・・)
で、どうやって脱着しやすいようにするか・・・・。
そういえば、wattmeter2のセットで入っていた部品に良いのあるじゃん。これ使おう・・・
でもって、またもや足りない部品が発生するわけである。
またまた、ポチっとやってしまうわけだ。
もう、送料とか気にしていたのが、馬鹿らしく思えてきた。自己嫌悪の嵐。
とりあえず、完成したのがこちら。
ちなみに、
・Arduino (本体)
・ネットワークシールド
・wattmeter2
は基盤が分かれていて、各基盤に長い足が出ているので、ドッキングさせるわけです。
(1枚目 右側の基盤が電流を測る基盤。結局、PCとかでHDDランプや電源SWを接続するみたいに2ピンの足を出しました)
(ちなみに、wattmeter2とイーサネットシールドは、1つの足では干渉するので、さらに追加で足をつけています)
今日の格言
もし、「私もやってみよう」と思っているのなら、知っている人によく聞いてから購入しよう。
見よう見まねでやると、気がつけば、無駄な出費がてんこ盛り〜。