エアコン(パナソニック CS-280DFL-W)を分解掃除してみた (清掃編)

〇 清掃作業開始

(1) 前面パネル/上下風向きルーバー/本体パネル/底面の化粧パネル
    バスマジックリン + スポンジ、凹凸部分は歯ブラシで洗い、水で洗い流す

(2) フィルター
    まずは、シャワーの水圧で埃ごと水洗い。
    これで見た目上は、ほぼキレイになっているが、バスマジックリンを吹付け、柔らかブラシで洗い
    水(シャワー)で洗い流す

    今回、パナソニックのフィルターは初なのだが、網部分は単純な格子形状。
    毛が固いブラシ(たわしなど)は、糸がよれるので注意。
    日立の白くまくん系は、たわしぐらいの固めのブラシでも糸がよれる事はなかったのだが・・・

(3) 水受け皿(ドレンパン)
    今回、分解清掃して正解だったと思う。汚れがすごい。
    発泡スチロールの上には、ぬるぬる・ヌメヌメしたゼリーが溶けたようなうす茶色の汚れがびっしり。
    もう、ブラシでごしごし洗いです。
   そうこうしていると、発泡スチロールが浮いてきていたので、取り外してみるとピンク汚れ。
GG01.jpg

    そもそも発泡スチロールの形状と    受け側のプラスチック部分がキッチリと合っていない。
    どうしても水が残る。これは予想外だった。
    エアコンで除湿された水はドレンホースで全て抜けてしまい、水滴が残るぐらいだろうと考えていたが、
    これじゃあ、50ccくらいは水受け皿に残るだろう。
    50ccの水なんて、蒸発するのに2~3日はかかると思う。
    この夏場では、毎日エアコンを使っているので、水受け皿は常に50cc位は水が残っている。
    これじゃあ、ピンク汚れが発生するのも分かる。

    ちなみに、このぬるぬる・ヌメヌメしたゼリーが溶けたような物体。「スライム」と言うらしい。
    スライムの洗浄自体は、今回のように分解洗浄だったり、エアコン洗浄スプレーで清掃後、
    水受け皿に直接、ぬるま湯2Lくらいを水差しなどで流してドレンホース経由で排水させれば、
    ある程度は、洗浄できるだろう。
    
    ただ、汚れないようにしたい。対策として
    googleで「エアコン ドレンパン抑制剤」で検索すれば、業務用として薬剤も販売されているが、
    値段が高い。
    コンシューマ向けで良さそうな防菌・防カビ剤。固形でエアコンの除湿の水で薬剤がゆっくり溶けるような物。
    すぐにピンと来たのは、台所(流し)の排水口のごみ受け(かご)に入れておく錠剤。
    でも、よく調べてみないと、熱交換器のフィンはアルミだろうから、塩素系はNGだろう。臭いもキツイし。

    さて、発泡スチロールを洗い終わった後に、接着剤特有のベタベタが残っていた。
    接着剤で固定されていたようである。乾燥後は接着剤で再固定となるのだが、
  調べてみると、家にある接着剤は溶剤系で発泡スチロールが溶けてしまうらしい。
    無溶剤系のセメダイン スーパーXで接着可能みたい。
s_h_adhesive_superx_main02.jpg
    https://www.cemedine.co.jp/basic/home/uses/styrofoam.html
    掃除の途中だが、接着時間もあるので早々にホームセンターに買いに行って接着した。
    接着剤購入後に気づいたが、発泡スチロールと水受け皿(プラスチック部分)の接合面は、思っていたほど多くない。
    著者は無難に大きい135mlを購入したが、薄く塗れば、小さい20mlの商品を1本で使い切る程度だった。

(4) シロッコファン
    黒い埃の固まりがファンに付着している。
    扇風機の羽掃除でも思うが、羽が回転しているのに、こんなに綿埃が付着するって吸着力がすごい。

    まずは、シャワーの水圧で埃ごと水洗い。
    これで見た目上は、ほぼキレイになっているが、バスマジックリンを吹付け、毛先が長いブラシでガシガシ洗う。
    後は水(シャワー)で洗い流す。
    洗剤でこすり洗いし水で洗い流したら、水がかなり濁っていたので、やはり分解清掃して良かった。

(5) シロッコファン周りのエアコン本体側の拭き掃除
     黒いカビのような物が点々としているかのように見えた。
     黒い綿埃が点々状に飛び散ってくっついているようにも見える。まあ、かなり汚い。
     こちらは、かんたんマイペットで拭き掃除で完了。するっとキレイになった。
GG012jpg.jpg

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