エアコン(パナソニック CS-280DFL-W)を分解掃除してみた (取り外し編)
エアコンを使い始めの臭いや、吹き出し口の汚さに見るに見かねて、
分解掃除をやってみた。
Youtubeやインターネットで検索すれば、部品の取り外し方が分かる世の中なので、
素人でも「出来そう」と思ってやったが、意外と手間取った。
私の場合、取り外しから取り付けまで、6H程度かかった。
結論としては、DIY好きな人だったら出来そう。
ただ、分解掃除の動画などを見て、その場の勢いでやるのは、お勧めしない。
〇 使用した道具や工具など
・ドライバー #2
・スタッピドライバー #2
・ソケットレンチ 8mm
・接着剤(セメダイン スーパーX)
・シリコンスプレー
・雑巾
・軍手
・バスマジックリン 泡立ちスプレー SUPER CLEAN
・かんたんマイペット
・掃除用ブラシ(歯ブラシ、毛先が長いブラシ、毛先が柔らかいブラシ)
・スポンジ
〇 取り外し作業開始
(1) 前面パネルをはずす
パネルを閉じた状態から、手前に90度開いたとこで一旦、ロックされる。
さらに110度辺りまで、ゆっくりと強引に開ける。
外れた時はバキッっと音がする。フックが割れていないか心配になるほどの音がする。
→ 経年劣化したり、何度もパネル取り外すとフック部が割れそうなので注意
※ 初めてパネルを取り外す時(新品時から初回)
取り外すは良いが、取り付け時に手間取る。
プラスチックにフック部が摩耗していない、冬場はプラスチック自体が固いので、たわまない・しなりにくい状態なので、
取り付け時にフック部が上手くはまらず、かなり手間取った。
よって、取り外し時に、パネルがどの角度でフックが音がして外れるか覚えておくと良い。
取り付け時は、その角度で強引に挿し込む感じとなる。
前面パネルを数回、取り付け・取り外しをすると、フック部が摩耗するのか、取り付けのコツをつかんでいるのか、
意外とすんなり、バキッとはまる。
(2) フィルターを取り外す
(3) 上下風向きルーバー 2枚をはずす。
手で、ルーバーを閉じた状態から45度くらい開ける。
見ればわかるが、左・真ん中・右の3点で留まっている
左側は丸い突起で刺さっているだけなので、ルーバーを強引にしならせて、左側の突起を外す
左側が外れたら、そのまま左側にルーバーを引き抜く感覚で(スライドして)、取り外す
→ かなり、ルーバー(プラスチック)をしならせるので、割れたり、ゆがんだりしないか心配になるくらい。
取り付け時は、逆手順になるが、右側のエアコン本体側突起とルーバーの穴形状は、切り込みがあるので、
外した角度で取り付けないと、突起がはまらない。
※ 左右方向の風向きの羽は外さなくて良い
(4) 本体パネルを外す・底面の化粧パネルを外す
ねじ4本で固定されているが、1か所は電源配線部分(茶色のフタ)で隠されているので、計5本外す
1. 本体左側中央(→のマークあり)
2. 茶色のフタ部分のねじを外して、茶色のフタをあけると、その奥に隠しねじ(→のマークあり)
3. 本体左側下部(下側ルーバー付近)に、三角形状のキャップを引っ張ると隠しねじ
4. 本体右側下部(下側ルーバー付近)に、三角形状のキャップを引っ張ると隠しねじ
→ 三角形状のキャップは、プラスチックの継ぎ目を見ていくと、なんかここ外れそうと感じられる箇所。
引っ張ると(力をかけなくても)スルっと外れる
「本体パネルを外す」が先か、「底面の化粧パネル」を外すのが先か・・・
初回の場合は、「本体パネル」が先のほうが外しやすいと思う。底面の化粧パネルは、フックが引っかかっているのだが、
フックの形状を一見していないと、外しづらいと思う。
(4-1) 本体パネルを外す
上面部分がフックで固定されている形状。
強引に本体カバー(下部分)を開いていく(手前に引きながら、跳ね上げる感じ)
またもや、バキッという音とともに、上部のフック部分が外れて本体カバーが外れる
→ 経年劣化したり、何度もパネル取り外すとフック部が割れそうなので注意
(4-2) 底面の化粧パネルを外す
先に本体パネルを外すと、化粧パネルも半分外れていると思う。
化粧パネルを手前に引っ張る感じで外す。
※ ちなみに、化粧パネルに[押す]と刻印されているが、取り外す際ではなく、
取り付け時にここを[押す]だと思う。
この部分は実際に形状を見ないと、言葉では説明しずらい。
(5) 水受け皿(ドレンパン)を外す
水受け皿には、上下風向きルーバーを動かすモーターがついているので、ねじ2本で取り外す。
モーターの軸先とルーバーを動かす軸穴は、長方形となっているので、マーキングは必要なし。
取り外しから取り付けまでは、モーター側の軸を回転させないよう注意しておく。
次に、水受け皿に残っている水を雑巾で吸わせて水を取り除く。
エアコン本体の取り付け角度が悪いのか、水受け皿の設置仕様が悪いのか、雑巾は2回くらい絞りに行った。
絞った雑巾は、水が滴ってもすぐに拭けるように、エアコン付近に準備しておく。
※ よく拭き足らないと、除湿された水を床にぶちまける事になる。
この水は、掃除する際に分かるが、ぬるぬる・ヌメヌメとした、まるで排水溝の水と同類だった
今回、左側にドレンホース接続部があるので、ドレンホースと水受け皿が接続されている部分に、
ドレンホースが抜けないようにねじ止めされているので、ねじを外す。
ただ、通常のドライバーでは柄が長いので、スタッピドライバーでねじを外す。
後は、水受け皿は良い感じで引っかかているだけの状態なので、右側部分を持ち上げつつ引っ張ると
水受け皿が手前に外れるので、最後はドレンホースを部分と水受け皿をひねりながら、ドレンホースを外す。
(6) シロッコファンを取り外す
シロッコファンを取り外す為には、熱交換器(金属の放熱フィン)が邪魔なので、熱交換器をずらす為に、
左側のねじ2本を取り外す。
そしてシロッコファンとモータの軸を固定しているねじを1本取り外す。
この部分は、Youtubeなどの動画を見て欲しい。
今回、シロッコファンとモータの軸を固定しているねじの形状は、プラスの穴と6角レンチで回す形状。
最初は、プラスドライバーでねじを外そうとしたが、固すぎて回らない。
というか、ねじ穴がなめそうな勢いなので、ソケットレンチ(8mm)を使ってねじを外した。
ねじの場所は、スパナやめがねレンチ等では届かないので、ソケットレンチを常備しておいて良かった。
念のため、軸とシロッコファンが固着していないか、シロッコファンを左右にずらしてみる(1cm弱の遊びがあった)
特に固着はしていないようだ。
放熱機の左側を上側に持ち上げのだが、右側から冷媒配管がきているので必要以上に力をかけて持ち上げない。
シロッコファンの左側はさくっと外れるが、モーター軸側が抜けない。
動画を見て下準備していたのだが、抜けない。一旦、元に戻そうとしたが中途半端に抜けている状態。
ここでも、手間取りました。
結局のところ、モーターの軸がたわまない構造なので、出来る限り左側に水平に引き抜く。
出来る限りというのは、左側は軸受けやらがある訳で、手前やら左手前下やらに動かして引き抜くのだが、
左手は、熱交換器を持ち上げていて、右手1つでシロッコファンを外すのだが抜けない。
なんとか強引に抜けましたが、強引に抜けたという事は、取り付けも強引になるという事。
この部分の作業だけは、もう一人手伝う人が欲しい
[注意]
手袋着用のこと --- 放熱フィンで手が切れます。
シロッコファンは簡単に外せると思って甘く見ており、当初は手袋無しでした。
手間取ってしまい、変に力加減になって、左手の平が数か所切れました(裂けた)
途中で、軍手着用しました。