連続小説(?) 心の叫び 番外編「暇つぶしに交換してみるか・・・」
AVセレクタをオークションから落札したら、不具合があった事は先の「連続小説(?) 心の叫び 第4話「またか~・・・」(その3)で書いたが、今日はそのAVセレクタを修復を試みた。
AVセレクタを修復しようとしたきっかけは(以下引用)
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受付姉 「お待たせしました、187の部品数になります」
kampari「分かりました。」
って1回蓋を開けたときに確認してたから、基盤にのっているコンデンサ全部じゃないか?
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そう、コンデンサを交換したら治るの? ということでした。
AVセレクタの蓋をはずして、ケースから基盤を外す。まあ、色々なケーブルが刺さっているのでコネクタのような感じの所を外していくのだが、流石に古いだけあって、かなり老朽化している。
その性もあって、1箇所コネクタが抜けずらいなぁ~と力を入れたところ、コネクタが1箇所折れてしまった。あちゃ~。これも買うか。。
というわけで、基盤に載っているコンデンサの容量と電圧をチェック!
まあ失敗するかもしれないし、少し余分に買っておこうと思ったら、総数約200個のコンデンサになってしまった。
kampariは秋葉原にある千石電商に買い物に行きました。
コンデンサもピンキリの値段なので、まあ交換しても治ると決まったわけではないし、安いコンデンサで良いやと、1個10円から20円ぐらいのやつにした。
でも200個も買えば、まあ、2000円~4000円の値段になるけどね。
そんな感じで秋葉原に行ったkanpariは、ここぞとばかりに他の商品もチェック。
後日書くと思うが「また、買っちゃいました」のネタともなる部品もこの日に購入していたりする。当日の出費は、12000円ぐらい費やしてしまった。
今思えば、他の商品の事ばかり気にして、本題のコンデンサの一部を買い忘れていたりする。
購入してきて、早速半田こてと半田、ペーストとはんだシュッ太郎を用意。
ちなみにはんだシュッ太郎というのは、ヒーターと吸引管を一体化させたハンダ吸取器。以前は、はんだ吸取線や手動式はんだ吸取器でやっていたが、これがうまくはんだを吸取れない。
まあ、たまにしか使わないから慣れてないし、本当は自動はんだ吸取器が欲しかった。
これなら爆速でキレイに半田を除去できるのだが、お値段が高い。ということで、はんだシュッ太郎なるものを以前に購入していた。これがまた、なかなか良い感じ。
ということで、コンデンサ約200個の交換に勤しむ事にした。
当然の事ながら1日で交換できる量ではないので、休日になる度に半田こてを暖め、作業を地道にやっていく。
そこでkampariは、部品を買い忘れていることに気づいてしまう。
あ~。10V100μFのコンデンサ買い忘れてる~。ってな感じで、また買いに行くのも億劫だしな~。通販にするかって、千石電商のページ見に行くと、送料700円ぐらいだったかな。高い。
黄色い茶封筒に入るぐらいの量だし、送料80円じゃん。がーーーーん。
とふと、以前にパソコンのマザーボードのコンデンサ交換時にオークションで購入したことを思い出した。
もしかしたら、業者が出品しているかも。。。チェック!!!
オークションページを見てみると、あるある。送料は。。。。。おっ!!。120円だぁ、よっしゃ!と10V100μF ×50個セットを落札。まあ到着するまで3日ぐらいはかかるけど、もう長期戦モードだし、他のコンデンサから交換していけば問題なしと、ちょこちょこと交換作業を行っていった。
しかし問題発生!!。流石に老朽化しているのは何もソケット部分だけではなく、基板上のパターン(銅線でICやコンデンサなどを接続している線)も傷んでる。半田の高熱も祟って、コンデンサを外す際にパターンの一部も基盤から剥がれてしまった。
最初は順調だったんだけど、中盤でパターンが基盤から浮き、この状態になるとコンデンサを交換して、新しい半田を乗せても、コンデンサがグラグラの状態になる。数箇所なら、ホットボンドでコンデンサの足丸ごと固定してしまう手もあったのだが、結局総数、30箇所ぐらいはパタンが剥離してしまった。
うーーん。
もう諦めモードに入っていたが、Google先生でパターン修復で聞いてみた。
結構色々なサイトがHitしたが、修復材のようなものは結構な値段がした。1万くらい?
ここでお金を費やしたら、本末転倒である。
そこでkampariが取った手段は、リペア基盤の方法に出た。リペア基盤と言っても、一から基盤を作るわけではなく、市販されているユニバーサル基盤を買って、そこにコンデンサを乗せ、ケーブルで本来の基盤に接続する。当然の事ながら、コンデンサを外した所のパターンは剥離しているので、そのパターンを追っていき、その繋がった先のICや抵抗などに接続する
という荒業に出た。
ここで、「また千石電商に買いに行かないといけないな~」でも、交通費や通販代を払うのもちょっとと躊躇してしまい、流石にオークションにユニバーサル基盤は無さそう。
と途方に暮れていると、同僚が秋葉原近くの(というか近くないかも)お客様へ訪問する予定があり時間も夕方。半ば年上&先輩というだけで、直帰命令。でも千石電商で買ってきて!と本当無理やりにお願いした。なんてふざけた先輩だろうと思う。心の中でゴメン!
でも、直帰出来るし、君も秋葉は嫌いではないだろう?と心の中で呟いて
(私の思い込みだが)、彼の背中を見送った。
つづく。。。
(写真は今回交換後のコンデンサ。いわゆる使用済み。はっきり言ってゴミ。)